Photo 湖国木之元の図書館

片山通夫

昨秋に運転免許証を返納して以来、列車のふらり旅を楽しんでいる。
先日は琵琶湖の北にある木之元を訪ねた。北国街道の宿場として昔はにぎわったという町も、今はひっそり静まりかえっていた。

こんな看板が残る薬屋跡があったり……

賤ケ岳の戦いに因んだ「七本槍」という酒を売っている酒屋があったり

駅の近くに趣のある建物があった。明治39年に設立された滋賀県下で一番古い図書館「江北(こほく)図書館」。弁護士・杉野文彌氏が明治35年に私財を当じて郷土・余呉に開いた文庫が基礎になっているそうだ。

明治39年にここ、木之元に移り、江北図書館となった。
開設当初からの貴重な文献や、海外もふくむさまざまな蔵書が収蔵されている。

二階に上がると
広々とした閲覧室

思いがけず懐かしいものに出会ったような気持ちになれる場所だった。

(2024.5.8 撮影)

江北図書館HP
http://kohokutoshokan.com/

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