桑山ひろ子
あけまして おめでとうございます。
今年は、再生や永遠を表す、と言われている蛇年ですね!
わたしは、昨年ついに後期高齢者の仲間入り。これを機会に、古い皮を脱ぎ捨て、新しい「わたし」で前進しようと思います。
さて、年の初めは「干支」の話からいきましょう。
日本でよく語られる十二支の動物の順番が決まるお話です。
“十二支の話 ” の続きを読む
「大きな木の家を作って、みんなで語り合いましょう」、そう夢見たピロスマニに心を寄せて
桑山ひろ子
あけまして おめでとうございます。
今年は、再生や永遠を表す、と言われている蛇年ですね!
わたしは、昨年ついに後期高齢者の仲間入り。これを機会に、古い皮を脱ぎ捨て、新しい「わたし」で前進しようと思います。
さて、年の初めは「干支」の話からいきましょう。
日本でよく語られる十二支の動物の順番が決まるお話です。
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桑山 ひろ子
~生まれ育った滋賀県や、現在住んでいる岡山県の伝承を訪ねてみました~
故郷を離れて半世紀以上経つというのに、いまだに「滋賀」「近江」と目にしたり耳にすると、「お!」と立ち止まってしまう。
本稿の1回目で、総社市無形民俗文化財60編の中の「草津の姥餅」を紹介したが、またまた「近江」を発見した! “3)三上山の大ムカデ(百足)退治伝説” の続きを読む
桑山ひろ子
~生まれ育った滋賀県や、現在住んでいる岡山県の伝承を訪ねてみました~
「むかしむかし、あるところにおじいさんとおばあさんが住んでいました。」と聞くと、なんの話をおもいうかべるだろう。
ほとんどの人が、そらで「ある日、おじいさんは山へ芝刈りに、おばあさんは川へ洗濯にでかけました。おばあさんが川で洗濯をしていると、向こうのほうから大きな桃が~」と続けていけるのではないだろうか。その話をしてくれた人の声や部屋の中の明暗、においなどを思い出しながら。
今、機械や機械音に囲まれ、ほとんど声を発しなくても生活が完結する世の中だからこそ、子どもたちにこのような口承文芸を残してやりたいと思う。 “2)桃太郎伝説” の続きを読む
桑山ひろ子
~生まれ育った滋賀県や、現在住んでいる岡山県の伝承を訪ねてみました~
「草津のうばがもち」と言えば、上に白いあんがぽちっとのっている一口サイズの小さいあんころ餅で、現在も滋賀県草津市の土産物として第一に挙げられている。
草津市は、東海道と中仙道の合する交通の要衝であり、東海道53次の52番目の宿場町であった。旅人の街道での楽しみは、疲れた足を休める茶屋での一休みで、餅は腹持ちもよく旅人に歓迎されたというから、草津の「うばがもち」も旅人に人気の餅の一つであっただろう。