マルク・シャガール「私の人生」~両親、妻、故郷の町へ
第2章
角 伸明 訳 “マルク・シャガール「私の人生」第2章” の続きを読む
「大きな木の家を作って、みんなで語り合いましょう」、そう夢見たピロスマニに心を寄せて
マルク・シャガール「私の人生」~両親、妻、故郷の町へ
第2章
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マルク・シャガール
「私の人生」 両親、妻、故郷の町へ
前号で角さんが説明されましたように、従来の訳より原文に忠実な底本を使った意欲的な新訳です。(編集部)
『7本指の自画像』(1912)
『ロシア、ロバ、その他のものたちへ』(1912)
(季刊冊子「We Love 遊」89号~91号掲載)
今回はシャガールの作品の中でも最も多くの意味が描き込まれている『7本指の自画像』(1912)を読み解いて行こうと思います。
シャガールの自伝「私の人生」はすでに邦訳が2点ありますが、実はこれらの訳には不明瞭な点がいろいろあります。「We Love 遊」誌上でシャガールの画の画期的な解釈を披露して大きな反響を呼んだ角伸明氏は、従来の不明瞭な点を明らかにするために、今「私の人生」を新たに翻訳中です。なぜ、新しい翻訳が必要なのか――角さんの説明をお聞きください。 (片山ふえ)
尚、「We Love 遊」の記事の一部を、「リバイバル」の項に載せていますので、そちらもぜひご覧ください。
『死者』~屋根の上のバイオリン弾き
「We Love 遊」に連載された「ユダヤ人画家シャガールの面白さに惹かれて』第3回と第4回からの抜粋で、角さんの「絵解き」をご紹介しましょう。ここで取り上げられている絵は、1908年作『死者 Покойник』です。