「ムーザサロン」のこと

「百」という数には、なにかこう、99までとは違った重みがありますね。「百人力」とか「百戦錬磨」と言えば力強いし、「百薬の長」といえばいかにも身体によさそうだし(笑)、「名を百代に残す」のはなかなか出来ることではありません。(もっとも、最近はちょくちょく「百条委員会」なんていうのも耳にしますが……。)
なぜこんなことを書くかと言えば、「ムーザサロン」が先日めでたく百回目を迎えたからです。 “「ムーザサロン」のこと” の続きを読む

納骨奇譚(「We Love 遊34号」より)

                    片山ふえ

これは2007年の秋に季刊冊子「We Love 遊」に書いたものです。
そのころ「千の風になって」の歌がブームになっていましたが、私たち姉妹は「あれはパパの歌ね!」と話したものです。父が千の風になった話、聞いてください。

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ユダヤ人画家シャガールの面白さに惹かれて 3

『7本指の自画像』(1912)
『ロシア、ロバ、その他のものたちへ』(1912)
(季刊冊子「We Love 遊」89号~91号掲載)

今回はシャガールの作品の中でも最も多くの意味が描き込まれている『7本指の自画像』(1912)を読み解いて行こうと思います。

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ユダヤ人画家シャガールの面白さに惹かれて1

『死者』~屋根の上のバイオリン弾き

「We Love 遊」に連載された「ユダヤ人画家シャガールの面白さに惹かれて』第3回と第4回からの抜粋で、角さんの「絵解き」をご紹介しましょう。ここで取り上げられている絵は、1908年作『死者 Покойник』です。

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