PHOTO 哲学の道

片山通夫

京都・東山のふもとの、若王子神社と銀閣寺を結ぶ「哲学の道」。京都大学が近く、かつて西田幾多郎博士らがここを散策しながら思索にふけったから、この呼び名がついたと言われる。昨年、秋が深まりゆくころに、この道を撮った。桜や紅葉のころには人があふれる小道も、おちついた貌を見せていた。 “PHOTO 哲学の道” の続きを読む

PHOTO 閑谷学校

片山通夫

「閑谷(しずたに)学校」は、岡山藩の名君・池田光政公が庶民も学べる場所として1670年に閑谷村に開設した学校で、「世界初の庶民のための学校」といわれている。庶民の学校だからと、寺子屋などをイメージすると吃驚する。壮麗な建物は隅々まで考え抜かれて造られており、実に行き届いた教育制度がしかれていたという。この学校のことを調べるにつけ感じ入るばかりで、昔撮った写真をまた引っ張り出してみた。
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