青木恵理子
若気のいたり、極意をはずす!?
1972年4月わたしは晴れて大学に入学した。団塊の世代のように「四当五落」――若い世代の方のために説明しますと、4時間睡眠なら合格するけど5時間睡眠とると不合格という受験勉強態勢を示す標語のようなもの――ということはなかったけれど、闇雲に受験勉強したせいか、合格を知ったとたん、嬉しさのなかになぜか虚しさが芽生え、膨らんでいった。合格発表から数日後には、虚しさがどっかりとわたしのなかに腰を下ろしていた。 “もうひとつの故郷フローレス 六の巻” の続きを読む
