今年のカレンダーは「石」をテーマに作りました。そこに入れられなかった写真の、これは「落穂拾い」です。 片山通夫

「大きな木の家を作って、みんなで語り合いましょう」、そう夢見たピロスマニに心を寄せて
桑山ひろ子
~生まれ育った滋賀県や、現在住んでいる岡山県の伝承を訪ねてみました~
「草津のうばがもち」と言えば、上に白いあんがぽちっとのっている一口サイズの小さいあんころ餅で、現在も滋賀県草津市の土産物として第一に挙げられている。
草津市は、東海道と中仙道の合する交通の要衝であり、東海道53次の52番目の宿場町であった。旅人の街道での楽しみは、疲れた足を休める茶屋での一休みで、餅は腹持ちもよく旅人に歓迎されたというから、草津の「うばがもち」も旅人に人気の餅の一つであっただろう。